ゲームの感想 銃声とダイヤモンド

さてゲームの感想である。一番最初の記事が10年前のゲームの感想とかどうかと思うが昨日クリアしてしまったのでしかたないのだ。銃声とダイヤモンドは2009年6月18日にSCEから発売されたPSP用のノベルゲーム。警視庁に新たに設けられた交渉専門の部署通称ゼロ課とそこに属するプロの交渉人鬼塚陽一の活躍を描いた作品である。ゲームの流れは普通のサウンドノベルだがシナリオの山場に交渉モードがあり上手く交渉を進めないとシナリオが進まない。交渉パートには膨大なバットエンドが存在し難易度は高め。交渉相手もコンビニ立てこもりから始まり、バスジャック、銀行強盗など色々。キャラクターも敵味方くせ者ぞろいで魅力的だった。音声があれば良かったとも思うけどゲーム本編のテンポは間違いなく悪くなっていただろうから無くて正解だったのだろう。シナリオ構成はプロローグ+6話。1〜4話は交渉の結果で通常ルートとアナザールートが用意されており全ての通常ルートを見ないと真相に辿り着けず5話以降に進めない仕組み。アナザールートもバットエンドという訳ではなくそのルートでしか見れない交渉相手もいたりして一見の価値ありだったり。正直最終話はいまいち盛り上がりに欠けたように感じたのが一番の不満点かな。発売当時は続編を望む声も多かったらしいけど頷ける出来の良作であった。もはや叶わぬ夢であろうがあのシェンムーの続編が出るくらいなのだ。いつの日にかゼロ課の面々に再開できる日も来るかも知れない。